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Real estate agent showing customers an apartment

約7割が賃貸契約で後悔したことがある「誰が住んでも快適な状態にしておくことが良いオーナーの条件」

空き室期間を短くするために、「部屋探しをしているお客さまの思考」を把握しておくことは、たしかに大切な要素の一つです。 「賃貸物件の決め手」や「人気設備ランキング」「契約者動向」といった最新動向チェックも、退去後のリフォーム前には、参考情報として欠かせません。 しかし、忘れてはならない要素がもう一つ。こうしたお客さまの動向情報は、あくまでも、部屋探しをしているときの思考であるという点です。 空き室を
Portrait of an trendy asian commuter with bike

地域に最も寄り添うオーナーこそが、世の中の需要を住居に反映させられる。

入居者退去後の現状回復リフォームは、賃貸物件経営において、資産価値を向上をさせる有益なタイミングとなるでしょう。 築年数が浅い場合は、壁紙、床、水回りなど、使用感が目立つ場所のみ新しいものに交換するだけで充分かもしれません。 しかし、長めの年月を経た後のリフォームであれば、流行を取り入れる、生活様式の変化に合わせた改修を行うなど、全面的な見直しを視野にいれておいて損はないでしょう。 最新住宅トレン
Businessman using phone while arriving at airport

2020年代は「オートロックでないと不安」から「スマートロックでないと不安」へ。

所有物件の玄関につける鍵を、「物件価値の重要な要素」として考慮したことはあるでしょうか。 鍵は、ライフスタイルを進化させる可能性ももっており、いま、注目していただきたいアイテムです。 集合住宅のオートロックについては、情報も多く、防犯対策として導入すべきか否かといった議論、カードキー型、集合キー型、非接触型などのメリットデメリット比較など様々ですが、自信をもって選びとることのできる結論は見当たりま
IR swirl

これからはオーナーの自然災害対策が物件価値に直結する。

所有物件の自然災害に対する備えは充分でしょうか。近年の甚大な自然災害を目にし、ご自身の住まいやご家族の身の安全について、危機意識を高めている方は多いでしょう。 自然災害への備えを始めている人は増えており、株式会社マクロミルが行った2019年8月の調査によれば、ハザードマップで住まいの立地条件まで確認できている人も30%と、前年の20%台に比べれば上昇傾向にありました。 しかし、それでもまだ30%。
Watching TV in hotel room

ホテルのような安心感が成約率を上げる。

内見に来る方は、当然のことながら、期待感を抱きつつ、不安を解消しに来ています。 ネットに出ていた物件の真偽は如何に。そして、ネットになかった外観の印象や近隣の様子も見ておきたい。 しかし、内見後、条件をほぼクリアした物件であるにも関わらず、「少し考えたい」と保留になってしまうのは何故でしょうか。 実際に見てもなお、見えないなにかがあった。決め手になる確固とした理由が見つからないなど、何かしらの不安
Business man working from home

小さな工夫とは、危機だからこそ生み出せず知恵である。

日本全国の賃貸物件数は、増え続け、人口は減り続けています。近年、相続税対策を理由とした、アパート経営のための貸家建築数は増加傾向が続いており、今後も落ちる気配がありません。 一方で、2020年現在の空き家数は、840万戸。既存住宅の除却や、住宅用途以外への有効活用がこのまま進まなければ、空き家数・空き家率は、約10年後の2033年には、それぞれ2,166万戸、30.4%へ、いずれも上昇する見込みで
log cabin seen through the window

「お客様目線」の住まいから、「あなた目線」の住まいへ。

暮らしのなかにある “誰か” にとっての不自由さを解消し、誰にとってもすごしやすい環境を用意するユニバーサルデザインの住まい。 近年、バリアフリー・ユニバーサルデザインが施されていることは、物件の入居率も左右する重要な要素になっています。 多くは、高齢化社会にそなえ、という枕詞でプロモーションされるユニバーサルデザインですが、快適なデザインを必要としているのは、高齢者だけではありません。 ケガをし
Young people skateboarding on city streets

住み替え自由、多拠点暮らし、しばられない自由を求める若年層から「急速に広がる新しい価値観」

デジタルネイティブとよばれるミレニアル世代、それに続き、SNSネイティブとよばれるZ世代は、すでに20代~30代をむかえました。 価値観がめまぐるしく変化する現代は、これまでになく、世代ごとに抱く「当たり前」の感覚が分散していく時代といわれています。 今後、10年、20年、賃貸物件の借り手となっていくであろう若い世代は、モノに執着がない「ミニマリスト」と呼ばれる側面もあり、バブル世代とは全く異なる
Woman doing DIY at home

賃貸のDIYニーズは年々増えている「築年数の浅い古いには関係ないDIY型賃貸」

退去時には原状回復をすること、という賃貸物件における一般的な基本条件は、近年の消費者動向から、再考の余地がありそうです。 リクルート住まいカンパニーが2019年9月に公表した「2018年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)」によると、賃貸居住者でDIYやカスタマイズ経験がある、と答えた人の割合は18%にのぼり、一人暮らしの居住者では4年連続で増加しています。 また、実際にカスタマイズした理由は、1位は
Close up portrait of woman while loo0king up in the city

部屋の第一印象は2秒で決まり、その印象は半年間続く。

空き室になり、部屋の掃除やリフォームを済ませれば、あとは内見者を待つばかり。 物件との出会いを心から喜んでくれる、新たな住まい手の姿を思い描き、楽しみにその時を待ちたいものです。しかし、 ある調査結果によると、部屋探しをする人が、 数多あるネット上の候補物件から内見希望に選ぶのは、一人平均3軒程度。 一軒ごとの内見時間は6〜15分が最も多く、長くても20分でした。 希少なチャンスにもみえる内見のた
Senior couple having tea in kitchen

200年の耐久性を持たせる住宅を目指す「住み継ぐことが当たり前の時代へ。」

私たちが家を新築するとき、「次世代に受け継がれる家」を創ろう、というミッションを視野に入れることは可能でしょうか。 2019年の住宅購入に関するある調査では、ライフスタイルと資産価値のどちらを優先するかという問いに対し、ライフスタイルを優先すると答えた人が、全体の7割近くを占めました。 住宅の購入は、結婚や出産、子供の成長など、ライフスタイルが変化する多忙なタイミングで行われることもあり、売却のこ
Young female solo traveler taking photos with smart phone

インスタで部屋を選ぶ若者たち「アート作品のようなオリジナルの世界観をどう表現できるか。」

2017年に 「忖度(そんたく)」 と並んで流行語大賞になった 「インスタ映え」 現象は未だ衰えることがなく、必要な情報は、写真で探す、共有する、という文化となって日常に浸透し続けています。 インスタグラムユーザーは、日本国内でも2019年には親サービスであるフェイスブックの月間アクティブユーザー数を超え、3,300万人を記録。世界では10億人のアクティブユーザーを獲得しました。 また、近年では男
Plants and Japanese man

自然が家の中に増えたら、明らかに生活が豊になった。

太陽光や植物の緑など自然にふれることで、働く環境での幸福度・創造性はそれぞれ15%、生産性は6%も上昇することがわかっています。 精神の安定や直観力の向上には脳内物質セロトニンが活躍しますが、セロトニンの分泌にも日光浴は不可欠。 特に、朝の目覚めから30分以内に日光を浴びて、体内時計を目覚めさせることが重要だといいます。 さらに、日光浴は体内でビタミンDを生成することで、心臓病、認知症、うつ病、ア
Japanese woman with beautiful smile

不動産の運用はあなたの人生そのもの「不動産の価値も人生観も常に変動していく。」

ある日、まだまだ元気だと思っていた親が亡くなり、心の準備をすることもなく土地不動産の所有権を受け継ぐ相続人になってしまうとしたら、どんなふうにその土地の未来を考えるでしょうか。 ある終活に関する意識調査では、親の立場で終活準備はしていても、土地相続については具体的な話し合いをしていない、という人がほとんどなのだそうです。 住むという道を選択しない場合、市街地であれば、たとえば、駐車場はコストもかか
Beautiful asian woman work from home with smart speaker for assistance

駅からの遠さを、テクノロジーで解決する。

理想の住まいの立地条件といえば、最寄り駅やスーパーマーケット、病院からも近いこと、というのは長いあいだ変わりませんが、ここ数年、求める距離はさらに短くなっています。 近年のアンケート調査をみてみると、駅から自宅までの “理想” の距離で、一番多い回答は「5分未満」、次に「7分未満」となっていました。 ところが、理想はさておき、現在の住まいはというと「10~15分以内」の距離が最も多く、許容範囲とす