ハウスコムファーム便り ~家主様への想いを込めて~

2024.12.19

更新2024.12.20

ハウスコムでは、誰もが生き生きと働くことができる環境を提供することを目的に、2017年7月に千葉県柏市にて障害者雇用支援会社が運営する農園内に「ハウスコムファーム」を開設しました。2024年、全国53店舗での家主様向けセミナー&交流会や、横浜・千葉・大宮で開催された「ハウスコム家主様会2024」で、ハウスコムファームの新鮮なお野菜をお届けし、多くの家主様にご好評をいただきました。

本コラムでは、ハウスコムファームの活動と家主様への感謝の気持ちをお伝えします。

※一部の会場では配送や収穫状況により野菜をお届けできない場合がありました。


もくじ


1.ハウスコムが運営する農園「ハウスコムファーム」とは?

ハウスコムファームは、2017年に千葉県柏市で開設されました。 誰もが生き生きと働くことができる環境を提供することを目的に、 障害を持つ5人のスタッフと2人農場長が協力して野菜を育てています。

これまでは育てた野菜を各店舗に配布し、社員に楽しんでもらっていましたが、社員の発案で、昨年より家主様イベントでも配布し、家主様にも新鮮な旬の野菜を楽しんでいただいています。

収穫したお野菜の荷姿

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2. 収穫された彩り豊かな野菜たち

ハウスコムファームでは、季節ごとに新鮮な野菜が収穫されています。

●夏~秋の収穫

紫水菜、中玉トマト、スイスチャード、ズッキーニ、パプリカ、枝豆、きゅうり など

●秋~冬の収穫

ミニキャベツ、紅芯大根、ミニ白菜、小松菜、山東菜 など

これらの野菜が、家主様の食卓に季節の彩りを届けました。

3. 家主様とハウスコムファームを繋ぐ野菜

ハウスコムファームの野菜を受け取った家主様から、以下のようなお声をいただいています。

  • 「毎回、野菜を楽しみにしています。」
  • 「家庭菜園を始めるきっかけになりました。」
  • 珍しい野菜をいただき、お料理が楽しくなります。

こうした家主様からのお声は、ファームスタッフにとっても大きな励みとなり、野菜を通じて心の交流が生まれています。 家主様との心の交流が、ファームスタッフの活動のモチベーションを高めています。

家主会での様子

4.2024年を振り返り、2025年へ向けて

2024年を終え、来年の野菜の生産や収穫スケジュールを作っています。

ハウスコムファームの農場長のお2人に、2024年の振り返りと2025年の抱負をお伺いしました。

● 2024年に苦労したこと

H農場長:「とにかく暑さ対策が大変でした。暑すぎて7.8.9月は殆どの野菜が枯れたり実を付けなくなってしまいました」。

A農場長: 「ミニトマトにサビダニの被害が発生し、収量が少なくなり残念な結果になりました。早期の対策が必要かと思っております。 」

2024年の農園の苦労

● 2025年の新たな挑戦と抱負

H農場長 :「来年は、スタッフのHさんが、メロン作りに挑戦します!今までいろいろな野菜の観察をしてきましたが、ついに自分で栽培してみたいと思ったそうです。いきなりメロンは大変ですが、サポートしながら頑張ります。 」

A農場長: 「新たな野菜として長甘ししとう、万願寺とうがらし、セロリ等を考えております。目標はできる限りより多くの野菜を届けたいと思います。 」

新しい品種への挑戦

● 家主様へメッセージ

H農場長 :「 スタッフが一生懸命に作った野菜を喜んで頂けて光栄です。無農薬栽培は虫や病気対策が一番大変なところですが、スタッフが筆の先で1匹1匹アブラムシを捕まえたり、社員のみなさんが集めてくれた「みかんの皮のエキス」を散布したり、地味な作業を丁寧に行った結果、無農薬野菜が収穫出来ています。それを美味しいと言って頂けて本当に嬉しく思います。そのお言葉を励みにこれからも安全で美味しい野菜を作っていきたいと思います。ありがとうございます。」

A農場長:「ハウスコムは無農薬の栽培を行っており、皆様に美味しいとの評価をいただいており、今後も安全安心な栽培を堅持していきたいと思っております。

無農薬栽培を行うために必要な防虫対策

5.これからも成長を続けてまいります

ハウスコムファームでは、2024年の成果を活かし、2025年の栽培計画を進めています。 新たな挑戦を重ねる中で、地域との繋がりをさらに深め、収穫した無農薬野菜が家主様の健康と笑顔を紡ぐ象徴となるよう、これからも成長を続けてまいります。


ハウスコムファームやイベントに関する詳細は、家主会事務局までお気軽にご連絡ください。