プレスリリース『2024年度“部屋選び”に関する調査』について

2024.8.19

更新2024 .08.19

ハウスコムは『2024年度“部屋選び”に関する調査』を発表いたしました。

本記事では、プレスリリースの内容を一部要約し、家主様向けにご紹介します。

ぜひ、今後の賃貸経営にお役立てください。

ハウスコムの “部屋選び”に関する実態調査 とは?

ハウスコムは、2022年から毎年、コロナ後の新しい生活に合わせた”部屋選び”の調査をしています。

特に2023年からは、卒業や就職で新しい住まいを探す「Z世代」に注目し、彼らがどんな住まいを求めているのかを詳しく調べています。

この調査では、時代に合わせて変わっていく “部屋選び” の考え方を、わかりやすくまとめています。

※Z世代とは、1990年代中頃から2000年代終わり頃に生まれた15~26歳の人たちを指します。

2024年の部屋選び:Z世代の新しい価値観とは?

2024年の部屋選びに関する調査によると、日本では物価の上昇が続き、家賃も上がっています。

特に30代の家賃負担が増加し、昨年よりも1万円以上高くなったケースもあります。

しかし、家賃が上がる一方で、若い世代の間では新しい価値観が広がっています。

ハウスコムでは、この新しい価値観を「住みパ」と定義しました。

住みパって何?

「住みパ」は、Z世代が部屋を選ぶ際に重視する「住まいパフォーマンス」を意味します。

具体的には、コスパ(費用対効果)、タイパ(時間対効果 )、スペパ(空間対効果 )の3つの要素を組み合わせたものです。

例えば、Z世代の多くは、家賃や光熱費を抑えるために、割安な物件や家具付きの部屋を選ぶことがあります。

これがコスパを意識した選び方です。

また、タイパを意識して、駅から近い物件を選んだり、家事を楽にするための最新家電を活用することもあります。

さらに、限られた空間を効率よく使うため、ロフト付き物件やDIY可能な部屋を選ぶこともスペパを考えた選択です。

Z世代の選択基準:好きなことに時間を使いたい

Z世代は、コロナ禍を経て、自分の時間やお金をより大切に使いたいと考えるようになっています。

そのため、家賃が少し高くても、自分が好きな街に住みたいという人が増えています。

また、広さよりも自分のライフスタイルに合った部屋を選ぶ傾向が強まっています。

例えば、仕事や勉強に集中できる静かな場所や、自分の趣味に合った空間を求める人が増えています。

さらに、Z世代はSNSを活用して情報を集め、賢く選択することが得意です。

物件探しの際も、スマホでの検索やアプリを使って効率よく探し、自分に合った部屋を見つける方法を積極的に取り入れています。

部屋選びにおけるコスパ、タイパ、スペパの具体例

調査によると、Z世代が部屋を選ぶ際に意識している具体的なポイントは次の通りです。

  1. コスパ重視の選び方
    Z世代は、家賃相場が安いエリアや、リノベーションされた物件、家具家電付き物件を選ぶことで、生活コストを抑える工夫をしています。さらに、防音対策がしっかりしている物件を選び、静かな環境を確保することも重要視されています。
  2. タイパ重視の選び方
    時間を無駄にしないために、駅近物件や、近くにスーパーやコンビニがある便利な場所を選ぶことが好まれます。こうした選択によって、移動時間や家事の手間を減らし、自分の好きなことに時間を使えるようにしています。また、宅配ボックスがある物件や24時間ゴミ出しができる物件も人気です。
  3. スペパ重視の選び方
    限られた空間を有効に使うために、ロフト付きの部屋や天井が高い部屋が選ばれることが多いです。これにより、同じ広さでもより広く感じることができ、自分の生活に合わせた使い方ができます。また、DIY可能な物件を選んで、自分らしい空間を作ることも人気です。

まとめ:これからの部屋選びの新しい基準と賃貸経営

今回の調査から、Z世代を中心に部屋選びの基準が変わりつつあることがわかりました。

単に家賃が安いだけではなく、自分のライフスタイルに合った部屋を見つけることが、これからの部屋選びの鍵となります。

家賃や広さだけでなく、自分の時間やお金を大切にするための選択が求められる時代になっているのです。

これから入居者の募集をされる家主様は、ぜひ 「住みパ(住まいパフォーマンス)」 の考え方を参考にしてみてください。

また、ご所有の物件の「住みパ」に不安やお悩みを感じる家主様は、以下のポイントをハウスコムに相談してみませんか?

  1. リフォーム・リノベーション:物件のコスパを上げるために、リフォーム・リノベーションを検討してみる。
  2. 賃貸条件の見直し:賃料や敷金・礼金の見直しをして、競争力を高める方法について 検討してみる。
  3. 効率的なスペース利用の提案:スペースの有効活用に宅配ボックス・ゴミ置き場・簡易収納等の検討をしてみる。
  4. ターゲット層の分析:Z世代を含む若い世代にアピールできるような物件の改善方法についてアドバイスを受ける。

ハウスコムの豊富な経験に基づいた賃貸ノウハウをご提供いたします。

ぜひお気軽にご相談ください。


■参考:過去の調査リリースについて
・2023年度“部屋選び”に関する調査 Z世代による動画を活用した部屋選び(発表日:2023/6/7)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000029713.html
・2022年度“部屋選び”に関する調査 ~ポストコロナの部屋選び~(発表日:2022/6/7)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000167.000029713.html